会誌『ヒストリア』

     『ヒストリア』掲載論文等の著作権(一部)の利用許諾のお願い

 大阪歴史学会は、1948年の創立以来、学会誌『ヒストリア』を刊行して参りました。70年余の長きにわたり会誌を刊行できましたことは、ひとえに会員・著者各位のご支援、ご協力の賜物と感謝しております。

 さて、周知のとおり、近年の学術情報の普及と、それにともなう研究進展の状況には目覚ましいものがあります。こうした状況に鑑みて、本会では、2024年1月より、会誌『ヒストリア』を、国立国会図書館デジタルコレクションによる学会誌のインターネット公開(http://www.nichirekikyo.com/young_researchers/ndl_digicolle.html)の対象にしたいと考えています。@全文検索には対応していない、ACiNii Researchで検索できない、B巻号全体の公開となり、記事単位での公開はできない、Cデジタル化の対象と公開は刊行後より5年を経た巻号となる、などの制限はありますが、大きなメリットがあるのも事実です。

 インターネット公開をするためには、会誌に掲載された論文等を本会が利用するために、著作権の問題を解決する必要があります。本来であれば、著者一人一人から許可を得るのが望ましいのですが、現実には極めて困難な状況にあります。そこで本会では、約1年後の2023年12月まで、『ヒストリア』誌上、ホームページなどを使って、会員・著者の皆様に告知することによって、著作権の一部(公衆送信権)を利用することをお認めいただきたいと考えています。

 該当する論文等の著者で、この処置に異議がある方は、下記の連絡先まで、郵便(葉書、封書)もしくは電子メールでお申し出ください。ご同意いただけない論文等がある場合には、原則としてその論文等が掲載されている会誌当該号(他の論文もふくむ当該号全頁)を、インターネット公開の対象から除外することといたします。特にお申し出がなかった場合は、著作権の一部の利用を許諾いただいたものとして、進めさせていただきます。ただし、後日であっても異議申し立てがあった際は、速やかに対応いたします。

 また、論文等に含まれる写真・史料などについて、他者の著作権を侵害したり、掲載許諾料が発生する可能性があったりする場合には、同じく、その論文等の掲載されている会誌当該号をインターネット公開の対象から除外する可能性があります。御自身の論文等がそれに該当するとお考えの方は申し出てください。申し出がない場合でも、本会独自の判断で削除させていただくことがあります。

 なお、今回の著作権の利用許諾は、本会が会誌に掲載された論文等を電子化して活用することで、広く研究者などの利用に供するためであり、著者自身による論文の利用(著書への収録など)を妨げるものではありません。

 何とぞご理解をいただくとともに、会員・著者各位におかれましては、本件に関する情報を、退会された旧会員の方々などにも広く伝えていただけますよう、ご協力をお願いいたします。

  2022年12月                     大阪歴史学会

[連絡先]
〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
      大阪大学大学院人文学研究科 市大樹研究室気付 大阪歴史学会
E-mail:daireki_toiawase@yahoo.co.jp
(大阪大学大学院人文学研究科に電話・FAXされても連絡はつきません。郵便(葉書、封書)もしくは電子メールでお申し出ください。) 


     【最新号】296号・2023年2月刊

特集「戦国・織豊期権力と城郭研究」
企画委員会「特集にあたって」
村井良介「戦国期の地域秩序と城館」
谷徹也「織豊期権力論からみた城郭史研究」
福島克彦「中井均氏と城郭研究」
山村亜希「地理学的視点からの城下町再考」
中井均「リプライ」
谷口正樹「討論要旨」

地域の歴史を守り伝える
堀寛之「宍粟鉄を保存する会とたたら製鉄の保存・活用について」

報告
中本晴子「2022年度「第38回歴史学入門講座」の記録」
花熊祐基「畝傍監区事務所の発掘調査見学報告」

委員会報告

     会誌『ヒストリア』の投稿規定

■■以下の投稿規定をご確認の上、会員諸氏の原稿を募集しています。

サンプル画像

  1. 投稿は会員の方に限ります。完成原稿でご投稿ください。他誌との二重投稿は認めません。投稿規定が守られていない原稿、体裁が整っていない原稿は受理できません。
  2. 種類と枚数(400字換算)
    ◎研究・研究ノート・史資料紹介・研究動向…80枚を上限とする
    (以下にある40字×30行(3枚分)の打ち出し27頁を上限とする)
    ◎学界動向・書評…………………20枚程度(同上7頁)を上限とする
    ◎わたしたちの文化財……………20枚程度(同上7頁)を上限とする
    ◎地域の歴史を守り伝える………20枚程度(同上7頁)を上限とする
    ◎新刊紹介………………………………5枚程度(同上2頁)とする
    上記の枚数は図・表・註を含めての枚数です。
  3. 投稿原稿は、A4判、本文・註とも40字×30行、縦書きで作成してください。註と参考文献については、本文末に、(1)(2)と通し番号を付してまとめて註とする、または註と参考文献に区分して挙げてください(本文中では〔〇〇一九八二〕のようにし、編著者の五十音順に列記する)
  4. 図・表は、誌面でのレイアウトを考慮した縦横比で作成し、本文・註とは別にしてください。誌面での仕上がり大に調整する必要はありません。ただし、誌面1頁大のものは3枚分、1段分は1.5枚分と計算しますので、誌面掲載時の寸法にした場合のおよその大きさにもとづき、図・表ごとに換算枚数を明記してください。大きさの適切性については編集委員会で判断します。使用する写真の許諾が必要な場合は、掲載決定後、執筆者の側で許可を得てください。
  5. 研究・研究ノートについては、800字程度の要旨を作成してください。
  6. 原稿一式は計3部を事務局宛にご送付下さい。その際、題目、執筆者名・ふりがな、連絡先の住所・電話番号・メールアドレスを書いた送り状を添えてください。また、必ず封筒に「投稿原稿」と朱書してください。なお、原稿は返却いたしません。
    原稿の送付はデータ送信でも受け付けます。本会ホームページの「お問い合わせ」ページにある投稿(ロゴ)をクリックして送信してください。送り状・原稿・要旨・表・図はPDFとし、写真はJPEGとします。
  7. 原稿の採否は、編集委員会の責任において審査ののち3ヶ月程度で通知します。
  8. 採用時には原稿データの提出につき指示します。校正は2回とします。校正段階での書き換えはご遠慮下さい。
  9. 研究・研究ノート・史料紹介・研究動向・わたしたちの文化財・地域の文化財を守り伝える・書評の執筆者には掲載号2部と抜刷30部、その他の執筆者には掲載号2部を進呈します。
  10. 掲載論文などの著作権は著者に、編集著作権は本会に帰属します。掲載論文の著書等への転載は、掲載後1年間は見合わせて下さい。ヒストリア誌面のリポジトリへの転載は掲載から2年経過後とします。いずれの場合も、転載にあたっては必ず会の承諾を得てください。
  11. 現在、5年経過後のインターネット上での会誌誌面の公開について検討を進めており、近い時期に実施する予定です。この点について、投稿時点で了解いただいたものとします。
                    (2022年10月31日改訂)
【原稿送付先】(2022年7月〜2024年6月)
 〒560-8532 大阪府豊中市待兼山町1-5
 大阪大学大学院人文学研究科 市大樹研究室気付
 大阪歴史学会事務局

     『伏見城跡立入調査報告』の販売

大阪歴史学会による、2011年から2014年の4ヶ年のべ10日間をかけた陵墓地内への立入り現状調査の報告書が刊行の運びとなりました。陵墓地内の踏査、縄張り図の作成のほか、天守台や石垣の計測を組み込み、また全域の空中レーザー測量も実施し、これらをもとに、伏見城跡の現状についてまとめています。また、伏見城についての論考3編を収録し、さらに図版として、陵墓地内で撮影した画像をカラーで数多く掲載しました。関心のある方々は、是非、お求めください。

『伏見城跡現状調査報告書』本文220頁 図版46葉(うちカラー32葉)/3500円(送料込み)
○申し込み方法
郵便振替口座 00930-5-18396 口座加入者名 大阪歴史学会
郵便局振込取扱票の通信欄に、伏見城報告書の申し込みであること、冊数、お名前、ご住所をご記入ください。販価は、お申込み冊数にかかわらず一律の送料込みで設定しております。ご了承ください。
〇お申し込みから発送までの手続き上、お届けまで2週間程度を要することがあり得ますので、ご容赦ください。
〇公費等で請求書など書類を要する場合のお申し込みは、ホームぺージの問い合わせフォームからお願いします。