会誌『ヒストリア』-2017年~(260号~)

■306号 (2024年10月刊)
特集「古代の灌漑水利と地域社会」
・大阪歴史学会企画委員会「特集にあたって」
・アンデルセン エミル マルテ「二〇二三年度現地見学検討会報告」
・小山田宏一「狭山池の出現とその歴史的意義」
・溝口優樹「古代の狭山池と地域社会」
・池淵俊一「出雲平野における水利開発と地域社会 ―六・七世紀を中心に―」
・北山峰生「狭山池の調査成果と復元」

論文

・米田豪「鎌倉期から南北朝期における「中間狼藉」法運用の変容 ―法の効力の視点から―」

わたしたちの文化財
・越智勇介「徳川光友ゆかりの玉手山安福寺」

書評
・藤井貴之「神戸航介著『日本古代財務行政の研究』」
・佐藤一希「佐竹朋子著『近世公家社会と学問』」

報告
・岸本直文「大阪市文化財協会についての大阪市の回答」

委員会報告
■305号 (2024年8月刊)
論文
・吉田野乃「高安千塚古墳群の卓越性について——石室構築技術等の比較検討から——」
・高橋一樹「鎌倉幕府の紛失安堵とその文書実践」

研究ノート
・池田拓哉「播磨国伊河荘地域の南北朝内乱と地頭藤原氏の動向」

地域の歴史を守り伝える
・金渕信一郎「まちの記憶を缶詰に——みんなで作るデジタル・アーカイブ——」

報告
・積山洋「大阪市文化財協会の解散 当事者の思い」
・白川俊義「大阪の文化を根絶やしにする大阪市文化財協会解散に反対」
・大阪歴史学会「大阪市に質問状を提出」
・2024年度大会・総会の記録

委員会報告
■304号 (2024年6月刊)
論文
・山上憲太郎「「告朔解」の再検討 ―職司系統の写経機関作成の行事報告を事例に―」
・西川雄也「近世三井寺と関守由緒の集団」
・木村美幸「軍隊の事故死者への対応と「戦闘ニ準スヘキ公務」 —第六潜水艇事故を事例に―」
・籔内達朗「トーキー移行期の技術会社創成」

わたしたちの文化財
・山崎有生「石清水八幡宮境内 護国寺跡」

2024年度大会報告要旨
・考古・部会報告(相馬勇介・園原悠斗)
・古代・部会報告(浅野咲)
・中世・部会報告(永山愛・佐藤稜介)
・近世・部会報告(山下耕平・佐藤一希)
・近代・部会報告(出水清之助・山口一樹)

報告
・大阪歴史学会「大阪市文化財協会の解散」
・大阪歴史学会「日本学術会議を巡る日本歴史学協会の声明への賛同について(二)」
・北山峰生「誉田御廟山古墳(現応神天皇陵)の立入り観察」
・江坂正太「「第58回「建国記念の日」不承認2・11大阪府民のつどい」について」

委員会報告
■303号 (2024年4月刊)
論文
・亀田俊和「日本中世訴訟制度史における室町幕府寄合方の意義 —但馬国雀岐荘相論の検討を中心に―」
・北山航「室町幕府奉行人と応仁・文明の乱」
・梶尾良太「太平洋戦争前半期における日本の戦争指導と船舶問題 ―船舶の配分をめぐる問題を中心に―」

研究ノート
・中岡満里奈「近代における旧藩主家の育英事業 ―旧郡山藩主家柳沢保恵と柳沢統計研究所―」

地域の歴史を守り伝える
・石坂清「大住隼人舞の由来と継承について」

新刊紹介
・古閑謙太郎「村上隆『文化財の未来図〈ものつくり文化〉をつなぐ』」

報告
・相馬勇介「塚穴古墳(埴生崗上墓)の発掘調査見学報告」

委員会報告
■302号 (2024年2月刊)
特集 古代・中世の淀と都市形成
 大阪歴史学会企画委員会「特集にあたって」
 平山茉侑「二〇二二年度現地見学検討会報告」
 松永修平・柏田有香「淀周辺の発掘調査成果―淀水垂大下津町遺跡を中心に―」
 古閑正浩「淀周辺の渡河点と造寺―道昭・行基の社会事業とその背景―」
 大村拓生「中世淀をめぐる交通と流通」

論文
 浅野咲「大后位の成立と七世紀の王権」
 関口哲矢「浜口雄幸内閣期の軍部大臣文官制論議」

わたしたちの文化財
 山崎有生「石清水八幡宮本社」

委員会報告

■301号 (2023年12月刊)2023年度大会特集号
部会報告
考古

 岡本健「戦国期の瓦生産—摂津・河内、阿波・淡路の事例から―」
 市川創「近世大坂における瓦の生産と流通」

古代
 村上菜菜「日本古代の国郡行政と村落社会」
中世
 大島佳代「中世前期における全国的内乱と奥羽地方」
 永野弘明「中世前期の荘園制支配と荘官」

近世
 平田良行「近世後期代官役所の金融仲介と貸付—近江国信楽代官役所を事例に―」
 石橋知之「幕末大坂における本屋仲間と出版統制」

近代
 茶谷翔「近衛新体制期の国策研究会と民間経済界—「官民一致」・「官僚独善」をめぐって—」
 兒玉州平「「協議の場」としての国策研究会論に触れて―茶谷報告へのコメント—」

書評
 下鶴隆「関根淳著『日本古代史書研究』」

報告
 北将伍「二〇二三年度「第三九回歴史学入門講座」の記録」

委員会報告

■300号 (2023年10月刊)
三〇〇号記念特集「大阪地域史研究の成果と可能性」
 大阪歴史学会「三〇〇号記念特集「大阪地域史研究の成果と可能性」について」
 積山洋「前期難波宮と飛鳥宮、藤原宮」
 藤本史子「中世土器の生産と流通―中世前期畿内を中心として―」
 安村俊史「大和川付け替えの研究成果と小学校学習への活用」
 西本昌弘「大化前代難波研究の現在地―高津宮・堀江・難波津・大郡・客館―」
 越智勇介「古代中・南河内地域における王権の進出と水陸交通網」
 柳沢菜々「行幸からみた天皇家産―元正天皇と和泉宮、光仁天皇と交野―」
 山本幸男「藤原種継の王法と仏法―『延暦僧録』「真木尾居士伝」を読み解く―」
 生駒孝臣「中世前期畿内武士の地域的展開とその特質」
 大村拓生「中世の四天王寺と都市天王寺」
 廣田浩治「大阪の中世荘園史研究をめぐって―和泉国日根荘を中心に―」
 大澤研一「「戦国仏教」としての「大念仏宗」」
 藪田貫「旧家の世界―「政事」・「家事」・「文事」―」
 塚田孝「近世大坂の都市社会史と身分制―周辺村方史料から照射する―」
 村田路人「享保三年における大和川・新大和川・石川筋の支配替をめぐって」
 小田 康徳「大阪西淀川地域の工業地化と公害被害者・住民の意識―体験者の語りを生かした戦前・戦後初期西淀川公害形成史の試み―」
 伊地知紀子「大阪地域史研究と在日朝鮮人―「在阪朝鮮人史」を「住民史」に接続する―」
 高岡裕之「関西の医療社会史研究」
 石月静恵「大阪の女性史研究」
 河野未央「歴史資料をめぐる現代的諸問題―尼崎市を中心に―」

■299号 (2023年8月刊)
論文
 森田大貴「平安初期の貧窮者救済政策と富豪層」
研究ノート
 𠮷田隼人「都市計画に伴う歴史意識の動揺、衝突、再構築―一九二〇年代の神戸市を事例に―」
研究動向
 市川創・仁木宏「豊臣期大坂城本丸の復元について―スクリューウェイト貫入試験の成果から―」
わたしたちの文化財
 山田暁「史跡大坂城石垣石丁場跡 東六甲石丁場跡」
報告
 大阪歴史学会…日本学術会議を巡る日本歴史学協会の声明への賛同について
 企画委員会…二〇二三年度宮内庁書陵部との懇談
2023年度大会・総会の記録
委員会報告

■298号 (2023年6月刊)
特集「高輪築堤の今後について」
 企画委員会「特集にあたって」
 斉藤進「高輪築堤をめぐる現状と課題」
 梶木理央「高輪築堤と近現代の考古学的調査・研究の展望」
論文
 田坪賢人「近世後期大坂における大工組の存立構造」
 戸部愛菜「大正期神戸の市史編纂と歴史意識 ―『神戸市史』編纂と史料をめぐって―」
地域の歴史を守り伝える
 福田和浩「史跡・博物館の新しい伝え方・楽しみ方の実践」
書評
 須賀博樹・早川大介「高槻泰郎編『豪商の金融史 廣岡家文書から解き明かす金融イノベーション』」
2023年度大会報告要旨
 考古・部会報告(岡本健・市川創)
 古代・部会報告(村上菜菜)
 中世・部会報告(大島佳代・永野弘明)
 近世・部会報告(平田良行・石橋知之)
 近世・個人報告(中村博司)
 近代・部会報告(茶谷翔)
報告
 江坂正太…「第五七回「建国記念の日」不承認二・一一大阪府民のつどい」について
委員会報告

■297号 (2023年4月刊)
特集「城郭研究への今後の期待」
 企画委員会「特集にあたって」
 岡寺良「「戦国・織豊期権力論と城郭研究」に参加して」
 藤本史子「「戦国・織豊期権力論と城郭研究」参加記」
 永惠裕和「「戦国・織豊期権力論と城郭研究」に参加して考えたこと」
論文
 三野拓也「様工の基礎的考察」
 手嶋泰伸「予算要求の論理から見たワシントン会議における海軍内の対立」
わたしたちの文化財
 大河内智之「藤白神社の熊野三所権現本地仏坐像」
書評
 遠藤みどり「義江明子著『推古天皇』」
 加藤真生「岩下哲典編著『「文明開化」と江戸の残像 一六一五~一九〇七』」
報告
 山田暁…市庭古墳(平城天皇楊梅陵)の改修工事に伴う立会見学の報告
委員会報告

■296号 (2023年2月刊)
特集「戦国・織豊期権力と城郭研究」
 企画委員会「特集にあたって」
 村井良介「戦国期の地域秩序と城館」
 谷徹也「織豊期権力論からみた城郭史研究」
 福島克彦「中井均氏と城郭研究」
 山村亜希「地理学的視点からの城下町再考」
 中井均「リプライ」
 谷口正樹「討論要旨」
地域の歴史を守り伝える
堀寛之「宍粟鉄を保存する会とたたら製鉄の保存・活用について」
報告
中本晴子「2022年度「第38回歴史学入門講座」の記録」
花熊祐基「畝傍監区事務所の発掘調査見学報告」
委員会報告

■295号 (2023年2月刊)2022年度大会特集号
部会報告
考古

 柴原聡一郎「前方後円墳設計技術の流通構造」
 岸本直文「佐紀古墳群の倭国王墓と類型墳の複製」
古代
 笹田遥子「賀茂斎院制度の成立」
中世
 小野塚航一「中世後期における地方寺院の寺領と経済構造 ―摂津国勝尾寺を事例に―」
 大田壮一郎「小野塚報告コメント ―中世後期地方寺院史の展望―」
近世
 糸川風太「近世幕府海運体制の特質と諸問題 ―城米輸送を対象として―」
 加藤明恵「近世中後期在郷町運営における金融と領主財政―摂津国川辺郡伊丹郷町を事例に―」
近代
 濱田恭幸「近代移行期における水利秩序と地方行財政―旧加賀藩領を事例に―」
 袁甲幸「褒賞条例と地域社会における「名望」の形成」

委員会報告

■294号 (2023年10月刊)
資料紹介
 水谷友紀「元萩藩大坂船頭正木家所蔵川御座船図の紹介」
地域の歴史を守り伝える
 大西稔子「栗東歴史民俗博物館市民学芸員の会の活動」
書評
 佐伯智広「曽我部愛著『中世王家の政治と構造』」
 平山昇「櫻澤誠『沖縄観光産業の近現代史』」
報告
 企画委員会…二〇二二年度宮内庁書陵部との懇談
 谷口正樹…研究集会「戦国・織豊期権力論と城郭研究」
 岸本直文…戦争関係の遺跡の保存
委員会報告

■293号 (2022年8月刊)
研究
 山本一夫「萩藩の越荷方と地域経済」
わたしたちの文化財
 大野薫「もりぐち歴史館 旧中西家住宅」
 佐藤純一「史跡 安宅氏城館跡」
書評
 松井洋子「国立歴史民俗博物館監修「性差の日本史」展示プロジェクト編『新書版 性差の日本史』」
 稲葉継陽「高木純一著『中世後期の京郊荘園村落』」
 下重直樹「伊藤陽平著『日清・日露戦後経営と議会政治 ―官民調和構想の相克』」
2022年度大会・総会の記録
委員会報告

■292号 (2022年6月刊)
研究
 柳沢菜々「勅旨省の成立と展開―八世紀における天皇家産の管理をめぐって―」
研究動向
 榎村寛之…神話研究と歴史学を結ぶ視点―三浦俊介『神話文学の展開―貴船神話研究序説―』を題材に―
わたしたちの文化財
 御船達雄…和歌山の擬洋風医院建築 郭家住宅
地域の歴史を守り伝える
 至田義廣…NPO法人フィールドミュージアムトーク 史遊会の概要
書評
 川岡勉 前田徹著『中世後期播磨の国人と赤松氏』
2022年度大会報告要旨
 考古・部会報告(柴原聡一郎・岸本直文)
 古代・部会報告(笹田遥子)
 古代・個人報告(吉岡直人)
 中世・部会報告(小野塚航一)
 近世・部会報告(糸川風太・加藤明恵)
 近代・部会報告(濱田恭幸・袁甲幸)
報告
 岸本直文…難波宮跡整備の事業者募集
 岸本直文…高輪築堤の保存を改めて望む
委員会報告

■291号 (2022年4月刊)
研究
 佐藤亜莉華「金剛王院流の醍醐寺座主輩出と世俗権力」
わたしたちの文化財
 前川佳代…大阪府島本町 越谷遺跡御所池園池状遺構
地域の歴史を守り伝える
 増田行雄…「稲岡工業株式会社文書」保存会の活動
書評
 中村翼…木村拓著『朝鮮王朝の侯国的立場と外交』
報告
 佐久間大輔…2022年博物館法改正への道程と論点
 北山峰生…叡福寺北古墳(現聖徳太子墓)の調査見学
 北山峰生…白髪山古墳(現清寧天皇陵)の立入り観察
 江坂正太…第56回「建国記念の日」不承認二・一一大阪府民のつどいについて
委員会報告

■290号 (2022年2月刊)
研究
 望月みわ「日露戦争以前における朝鮮半島内日本電信網の構築と運用」
研究ノート
 田中昇一…調庸輸送隊の編成と展開
わたしたちの文化財
 村田祐介・佐藤亜聖…菅原遺跡発掘調査の概要
地域の歴史を守り伝える
 石尾和仁…徳島の古文書を読む会
書評
 永野弘明…鈴木哲雄著『日本中世の村と百姓』
報告
 山田暁…大仙陵(大山・大仙)古墳(現仁徳天皇陵)の発掘調査見学報告
 山田暁…渋谷向山古墳(景行天皇陵)保全整備工事の立会報告
 第六〇回近世史サマーセミナー実行委員会 第六〇回近世史サマーセミナーの記録
委員会報告

■289号 (2021年12月刊)2021年度大会特集号
部会報告
考古

 上田裕人 弥生時代中期後半における池上曽根遺跡の集落内部構造について
 柴田将幹 唐古・鍵遺跡の構造
 ミニシンポジウムの記録
古代
 増成一倫 公廨稲制度の展開と国司
中世
 勅使河原拓也 鎌倉幕府御家人制と守護
 青木貴史 東寺五方の構造と寺院財政
近世
 松本充弘 近世中後期における陣屋元在郷町と譜代藩政の動向 ―古河藩土井氏領の摂津国平野郷町を事例に―
近代
 富山仁貴 戦後日本における教員社会の展開と地域社会運動 ―京都府丹後地域の青年教員の動向を中心に―
 鬼嶋淳 地域社会運動史研究における課題 ―富山報告へのコメント
報告
 企画委員会 二〇二一年度宮内庁書陵部との懇談
委員会報告

■288号 (2021年10月刊)
特集 近世堺と鉄砲鍛冶
 大阪歴史学会企画委員会「特集にあたって」
 中村晶子「井上関右衛門家資料調査から(仮称)堺鉄砲鍛治屋敷ミュージアムへ」
 藪田 貫「「鉄砲史」のなかの堺鉄砲鍛冶井上関右衛門家について」
 山本聡一「近世都市堺・中浜一丁目の空間構成と家・家持」
わたしたちの文化財
 長谷川幸子…三木家住宅の新たな活用について
地域の歴史を守り伝える
 石野茂三…地域住民と協働の地域おこし事業-小野藩陣屋町の歴史認識を高める」
書評
 河内春人…堀井佳代子著『平安前期対外姿勢の研究』
 山下耕平…松川雅信著『儒教儀礼と近世日本社会-闇斎学派の『家礼』実践』
 三ツ松誠…清水光明著『近世日本の政治改革と知識人-中井竹山と「草茅危言」』
報告
 北山 航…二〇二一年度「第三七回歴史学入門講座」の記録
委員会報告

■287号 (2021年8月刊)
研究
 佐藤一希「近世天皇葬送儀礼の歴史的変遷」
 山口一樹「一九二〇年代後半における政党政治と陸軍-政党への系列化をめぐって」
地域の歴史を守り伝える
 乾 文男・大国正美…宝塚の古文書を読む会の活動
書評
 久野 洋…松本洋幸著『近代水道の政治史 明治初期から戦後復興期まで』
 古川隆久…茶谷誠一編『象徴天皇制のゆくえ』
2021年度大会・総会の記録

委員会報告
 

■286号 (2021年6月刊)
研究
 森田大介「「両局兼帯」の成立と中世後期の外記・弁官局」
 岩永紘和「別伝騒動をめぐる一考察-斎藤義龍の戦略と臨済宗妙心寺派の諸動向から」
地域の歴史を守り伝える
 村田路人…摂津国住吉郡北田辺村三枚家文書
書評
 中西裕樹…中井均著『中世城館の実像』
 森山優…小磯隆広著『日本海軍と東アジア国際政治-中国をめぐる対英米政策と戦略-』
2021年度大会報告要旨
 考古・部会報告(柴田将幹・上田裕人)
 古代・部会報告(増成一倫)
 中世・部会報告(勅使河原拓也・青木貴史)
 近世・部会報告(島﨑未央・松本充弘)
 近代・部会報告(富山仁貴)
委員会報告

■285号 (2021年4月刊)
研究
 西本昌弘「古代難波津の歴史的変遷-難波御津(大津)から難波三律(御津)へ」
わたしたちの文化財
 小林初惠…新田会所としての筒井家住宅
書評
 杉岳志…木場貴俊著『怪異をつくる-日本近世怪異文化史』
 中谷直司…塚本英樹著『日本外交と対中国借款問題-「援助」 をめぐる協調と競合』
新刊紹介
 中村翼…西尾賢隆著『中世禅宗史叢説』
報告
 山田暁…御廟野古填(天智天皇山科陵)保全整備工事への立会
 跡部史浩・小野塚航一・吉原大志…新型コロナウイルス感染症下における歴史資料ネットワークの活動
 企画委員会…第55回「建国記念の日」不承認2・11 大阪府民のつどいの記録
 全体委員会…高輪築堤の保存要望に賛同
委員会報告 

■284号 (2021年2月刊)
特集 大県遺跡と古代の鍛治生産を考える
 大阪歴史学会企画委員会「特集にあたって」
 道上祥武「鉄器生産工程に関する基本事項」
 山根航「大県遺跡における鍛冶技術」
 吉田知史「交野市森遺跡の変遷」
 北山峰生「八世紀鍛治経営の一形態」
 安村俊史「「大県遺跡と古代の鍛冶生産を考える」を承けて」
 花熊祐基・道上祥武「討論の記録」
研究
 佐藤真海「安祥寺阿閣梨の歴史的位置-偽文書からみた古代安祥寺の変貌-」
書評
 小林理恵…岩田真由子著『日本古代の親子関係-孝養・相続・追善-』
新刊紹介
 辻本雅史…松田清著『京の学塾 山本読書室の世界』
報告
 企画委員会…宮内庁書陵部との懇談(二〇二〇年度)
 山田暁・花熊祐基…ウワナベ古墳(宇和奈辺陵墓参考地)の発掘調査見学報告
委員会報告

■283号 (2020年12月刊)
研究
 橋本剛「古代日本における地方行政監察使の特質-〈個別派遣型〉を中心として」
わたしたちの文化財
 桑本彰子…富田林市指定文化財「富田林寺内町絵図」
地域の歴史を守り伝える
 金山真樹…亀岡古文書を読む会の取り組み
書評
 榎村寛之…長谷部将司著『日本古代の記憶と典籍』
 吉野秋二…宮川麻紀著『日本古代の交易と社会』
 木土博成…塚田孝編『シリーズ三都 大坂巻』
 矢嶋光…森靖夫著『「国家総動員」の時代―比較の視座から』
新刊紹介
 木村美幸…小田康徳編著『旧真田山陸軍墓地、墓標との対話』
報告
 大阪歴史学会…日本学術会議会員の任命拒否問題をめぐって
 笠原一人…ユニチカ記念館の建物の歴史的価値について
委員会報告

■282号 (2020年10月刊)
特集 在郷町富田林の歴史と現在
 大阪歴史学会企画委員会「特集にあたって」
 森口大士「四六〇年の歴史が今も息づく町並み
      -富田林寺内町 重伝建地区選定以降のまちづくりについて」
 仁木宏「戦国時代の富田林-寺内町研究の展開と課題-」
 植松清志「寺内町富田林と町家について-寺内町今井との比較から-」
 北山峰生「近世の富田林と寺内町遺跡」
地域の歴史を守り伝える
 室山京子…地域歴史資料を学び楽しむ「場づくり」
書評
 湯浅治久…志賀節子著『中世荘園制社会の地域構造』
 上田美和…矢嶋光著『芦田均と日本外交-連盟外交から日米同盟ヘ-』
新刊紹介
 安東峻…遠藤慶太・河内春人・関根淳・細井浩志編『日本書紀の誕生-編纂と受容の歴史-』
報告
 実行委員…ピースおおさかの展示リニューアル問題 続報19
委員会報告

■281号 (2020年8月刊)
研究
 永松圭子「九条家領和泉国日根荘と醍醐源氏」
 茶谷翔「政党内閣期末から挙国一致内閣期における政党をめぐる言説と政治―山本条太郎の政治構想を事例に―」
わたしたちの文化財
 藤原学…近江八幡市旧中川煉瓦製造所のホフマン輪窯
地域の歴史を守り伝える
 白川俊義…喜連村史の会の取り組み概要
書評
 溝口優樹…大橋信弥著『古代の地域支配と渡来人』
 石原比伊呂…谷口雄太著『中世足利氏の血統と権威』
 米山忠寛…井上敬介著『戦前期北海道政党史研究 北海道拓殖政策を中心に』
報告
 大阪歴史学会考古部会…例会報告―煉瓦研究の東西―
2020年度大会・総会の記録

■280号 (2020年6月刊)
研究
 後藤敦史「幕末期における幕府の大坂湾防備政策と堺台場 川村修就と勝海舟に着目して」
研究ノート
 小野塚航一「「勝尾寺文書」所収寺領目録の基礎的研究」
わたしたちの文化財
 北山峰生「薩摩遺跡の古代溜池」
書評
 鷺森浩幸…鈴木琢郎著『日本古代の大臣制』
 片山正彦…馬部隆弘著『由緒・偽文書と地域社会-北河内を中心に-』
 角和裕子…齊藤紘子著『畿内譜代藩の陣屋と藩領社会』
 塚本英樹…渡邉公太著『第一次世界大戦期日本の戦時外交石井菊次郎とその周辺』
 村上友章…沢井実著『海軍技術者の戦後史-復興・高度成長・防衛-』
報告
 藤田裕介…二・一一集会の記録
 小田康徳…旧真田山陸軍墓地の保存にむけて一二〇年の活動を振り返って考える
委員会報告

■279号 (2020年4月刊)
区分 著者・題名
研究ノート   ・小林理恵「日本古代の廃朝について」
・古尾谷知浩「伊賀国玉瀧杣と天皇家産制的建築生産」
・楊 茜「山東問題に関する日中交渉-一九二○年一月から一九二一年十一月まで-」
地域の歴史を守り伝える ・黒瀬 杲…「平野歴史民俗研究会」の成りたち
書 評 ・櫻澤 誠…溝口聡著『アメリカ占領期の沖縄高等教育 文化冷戦時代の民主教育の光と影』
・山本昭宏…広川禎秀・山田敬男編『戦後社会運動史論③ 軍事大国化と新自由主義の時代の社会運動』
・石川徳幸…佐藤卓己・河崎吉紀編『近代日本のメディア議員 〈政治のメディア化〉の歴史社会学』
新刊紹介  ・向井健悟…佐々木虔一・武廣亮平・森田喜久男編『日本古代の輸送と道路』
報 告   ・北山峰生・道上祥武・花熊祐基…二〇一九年度の陵墓保全整備工事への立会
・道上祥武…安楽寿院南陵・深草北陵の立入り観察

■278号 (2020年2月刊)
区分 著者 題名
研 究   吉江 崇 陣定の成立に見る公卿議定の変容
研究ノート   加納亜由子 明治維新期における士族の家経営-明石藩士から質屋へ
石津裕之 近世における神社と門跡の関係-祇園社と青蓮院・妙法院を事例として
久留島浩 2019年度大会部会報告コメント
尾﨑真理「近世中後期における幕府の代官配置原則」について
地域の歴史を守り伝える 大東道雄 “郷土冊子”の出版を回顧して-『巽史話』から横野万葉会の誕生まで
書 評 若月剛史 手塚雄太著『近現代日本における政党支持基盤の形成と変容-「憲政常道」から「五十五年体制」へ-』
新刊紹介  山田裕輝 後藤敦史・髙久智広・中西裕樹編『幕末の大阪湾と台場 海防に沸き立つ列島社会』
濱田恭幸 大阪民衆史研究会島田邦二郎史料集成編集委員会『『立憲政体改革の急務』島田邦二郎史料集成-淡路島の「自由民権」と憲法構想-』」
報 告   藤田裕介 『旧真田山陸軍基地、墓標との対話』出版記念シンポジウムの記録 

■277号 (2019年12月刊) 2019年度大会特集号
区分 著者 題名
考 古   木村理恵 甕からみた商業生産の萌芽
森 暢郎 古代土師器生産の変質過程 飛鳥・奈良時代を中心に
ミニシンポジウム 討論記録
古 代 山上憲太郎 八世紀における律令官司の機能と変遷-図書寮を事例に
中 世 曽我部愛 鎌倉期王権の構造と変容
中井裕子 鎌倉後期の叙位・除目と公家政権
近 世 尾﨑真理 近世中後期における幕府の代官配置原則
近 代 吉田武弘 貴衆両院関係の出発-議会制度導入過程における二院制論の展開
吉原大志 トーキー移行期の映画館と社会-一九三二年神戸のトーキー反対争議を中心に
書 評   坂田 聡 薗部寿樹著『日本中世村落文書の研究』
西川 誠 池田さなえ著『皇室財政の政治史 明治二〇年代の御料地「処分」と宮中・府中』
横山 尊  上田誠二著『「混血児」の戦後史』
報 告 実行委員  ピースおおさかの展示リニューアル問題 続報 18

■276号 (2019年10月刊)
区分 著者 題名
特集・土塔-行基・土師氏-
大阪歴史学会
企画委員会
特集にあたって
北山峰生 現地見学検討会(土塔-行基・土師氏-)報告 
近藤康司 土塔の建立とその背景 
溝口優樹 地域からみた大野寺土塔の造営 
鈴木景二 土塔に関する諸問題 
大貫貴夫 頭塔の造営と系譜に関する一考察
研 究 井上正望 「倚廬」再考
藤田和敏 明治維新期における天台宗と延暦寺 
地域の歴史を
守り伝える
岩瀬秀子 丹波篠山市立中央図書館での地域資料整理サポーター活動
書 評   新谷和之 武内善信著『雑賀一向一揆と紀伊真宗』
袁 甲幸 中西啓太著『町村「自治」と明治国家-地方行財政の歴史的意義』 
佐藤彰宣 白川哲夫・谷川穣編『「甲子園」の眺め方-歴史としての高校野球』
報 告   田中昇一 二〇一九年度「第三五回歴史学入門講座」の記録

■275号 (2019年8月刊)
区分 著者 題名
研 究   大島佳代 成立期鎌倉幕府と大河兼任の乱
小久保嘉紀 戦国期幕府家格と三好氏の書札礼
研究ノート  小谷量子 「穴太記」の成立について
わたしたちの
文化財
地主智彦 京都盲唖院関係資料
地域の歴史を
守り伝える
今井進 「西誓寺文書」を中心とした部落史研究会ささやまの活動
書 評 真辺美佐 中元崇智著『明治期の立憲政治と政党―自由党系の国家構想と党史編纂』
新刊紹介  下村周太郎 岡野友彦『源氏長者 武家政権の系譜』
佐藤顕 岩田真美・桐原健真編『カミとホトケの幕末維新―交錯する宗教世界』
報 告   大阪歴史学会 「旧陸軍墓地補修費の予算拡充に関する見解」の公表にあたって
実行委員 ピースおおさかの展示リニューアル問題 続報17
企画委員会 宮内庁書陵部との懇談(二〇一九年度)

■274号 (2019年6月刊)
区分 著者 題名
研 究 相馬和将 南北朝・室町期の四天王寺と四天王寺別当
研究ノート 伊藤大貴 応仁・文明の乱後の山名氏と室町幕府
地域の歴史を
守り伝える
桝野隆平 NPO法人すみよし歴史案内人の会のまち歩きボランティアガイド活動 
書 評 杉本弘幸 藤野裕子著『都市と暴動の民衆史 東京一九〇五-一九二三年』
吉原大志 中村元著『近現代日本の都市形成と「デモクラシー」二〇世紀前期/八王子市から考える』
松尾晋一 吉岡誠也著『幕末対外関係と長崎』
2019年度
大会報告要旨
考古・部会報告(木村理恵・森暢郎)
古代・部会報告(山上憲太郎)
中世・部会報告(曽我部愛・中井裕子)
近世・部会報告(尾﨑真理)
近世・個人報告(市川創・仁木宏・森毅)
近代・部会報告(吉田武弘・吉原大志)

■273号 (2019年4月刊)
区分 著者 題名
研 究 田辺 旬 北条政子発給文書に関する一考察-「和字御文」をめぐって
赤松秀亮 在地荘官の活動からみた室町期荘園制の変容-播磨国矢野荘田所、本位田家盛に注目して- 
福眞睦城 近世祇園社社務に求められたもの-行快と山本隼人の相論を通じて-
わたしたちの
文化財
吉井克信 末永雅雄氏収集中世文書
書 評  吉田武弘 原口大輔著『貴族院議長・徳川家達と明治立憲制』
訃 報 栄原永遠男 直木孝次郎先生を偲ぶ
報 告 北山峰生 高屋築山古墳(現安閑天皇陵)の立入り観察
藤田裕介 2.11集会の記録

■272号 (2019年2月刊)
区分 著者 題名
研 究   関根 淳 「記紀」以外の古代史書-『大倭本紀』と『仮名日本紀』を中心に
井上直子 交錯する「公民」の境界-一九三〇年前後における「婦人公民権」問題をめぐって 
研究ノート  黄 霄龍 室町期地方寺院の動向と都鄙諸関係-越前国西福寺を事例に
わたしたちの
文化財
古閑正浩 史跡 大山崎瓦窯跡
書 評  安村俊史 川内眷三著『古墳と地溝の歴史地理学的研究』
徳竹亜紀子 山本幸男著『奈良朝仏教史攷』
武田 悠 若月秀和著『冷戦の終焉と日本外交-鈴木・中曽根・竹下政権の外交1980~1989』
新刊紹介 伊藤あすか  鈴木靖民・荒木敏夫・川尻秋生編『日本古代の道路と景観』 
報 告    道上祥武
安東 峻
大澤 嶺
大山古墳(百舌鳥耳原中陵)の発掘調査見学報告
小田康徳 旧陸軍墓地保存の基本視点-大阪市と維新の会の動きを前に

■271号 (2018年12月刊) 2018年度大会特集号
区分 著者 題名
考古部会
報告  
花熊祐基 摂津における埴輪生産の変遷と展開
東影 悠 古墳時代後期における埴輪生産と埴輪様式の特質
吉田知史 ミニシンポジウム 討論記録
古代部会
報告 
吉永壮志 古代西日本海海域の水上交通-若狭と出雲を中心に
中世部会
報告 
山本康司 南北朝期室町幕府の政権構造
川口成人 大名被官と室町社会
近世部会
報告
高橋伸拓 京都代官役所の幕領・朝廷領支配-摂津国島下郡を中心に
吉元加奈美 一九世紀堀江新地における「直張紙一件」の考察
近代部会
報告 
池田さなえ 「皇室財産設定論」再考
岡 佑哉 近衛新体制と「観念右翼」―大日本生産党を中心に
書 評 藤本 誠 竹内亮著『日本古代の寺院と社会』

■270号 (2018年10月刊)
区分 著者 題名
特集・東高野街道と道ぞいの寺でら
     大阪歴史学会 特集にあたって
樋口 薫 発掘調査成果からみた東高野街道と道沿いの古代寺院
谷﨑仁美 瓦からみた地域間交流と東高野街道
市 大樹 古代における東高野街道とその周辺
研 究 溝口優樹 土師氏の改姓と菅原・秋篠・大枝氏の成立
地域の歴史を守り伝える   青木治亮・池田吉希 水口岡山城と官民協働―水口岡山城バルーンを活用したまちづくり
書 評 北村安裕 坂江渉著『日本古代国家の農民規範と地域社会』
小林理恵 島津毅著『日本古代中世の葬送と社会』
松薗 斉 前田英之著『平家政権と荘園制』
報 告   大阪歴史学会 百舌鳥・古市古墳群の世界遺産推薦についての見解表明
阿部大誠・大澤嶺 佐紀陵山古墳の見学会
佐藤一希 二〇一八年度「第三四回歴史学入門講座」の記録

■269号 (2018年8月刊)
区分 著者 題名
研 究   前田英之 一国平均役の制度と運用実態-伊勢公卿勅使駅家雑事役の検討から
石川美咲 戦国期土岐・後斉藤氏の美濃支配-用水争論を事例に 
研究ノート  中根正人 応仁の乱と「足利義氏」
わたしたちの
文化財
森 毅 ミライザ大阪(旧陸軍第四師団司令部庁舎)
書 評 高橋典幸 木村英一著『鎌倉時代公武関係と六波羅探題』
吉村雅美 池内敏著『絶海の碩学 近世日朝外交史研究』
報 告   企画委員会 宮内庁書陵部との懇談(2018年度)
2018年度総会の記録  

■268号 (2018年6月刊)
区分 著者 題名
研 究 西村健太郎 源氏長者と氏爵-平安期における賜姓源氏の展開をめぐって
青木貴史 中世後期東寺における算勘制度の展開
わたしたちの
文化財
三好英樹 府立大阪博物場旧蔵資料
書 評 浅野啓介 磐下 撤著『日本古代の郡司と天皇』
山田 徹 亀田俊和著『観応の擾乱』
桐山浩一 川戸貴史著『中近世日本の貨幣流通秩序』
訃 報 今井修平 故脇田修先生を偲ぶ
報 告 実行委員会 ピースおおさかの展示リニューアル続報16
2018年度
大会報告要旨
考古・部会報告(花熊祐基・東影 悠)
古代・部会報告(吉永壮志)
古代・個人報告(堀内和宏・桜田真理絵)
中世・部会報告(山本康司・川口成人)
近世・部会報告(高橋伸拓・吉元加奈美)
近代・部会報告(池田さなえ・岡 佑哉)
近代・個人報告(萩原 淳)

■267号 (2018年4月刊)
区分 著者 題名
研 究  木村美幸 昭和戦前期における海軍協会の宣伝活動と海軍志願兵徴募
研究ノート  二星 潤 九世紀における文人の国司任官―菅原道真の讃岐守任官を手がかりに―
細川涼一 後白河院の山科御所と源頼朝
津熊友輔 明治前期大和国分県運動の展開とその特質―立憲改進党との関わりを中心に―
わたしたちの
文化財
渋谷一成 和田文書
地域の歴史を
守り伝える
城戸八千代・河野未央 尼崎市立地域研究史料館でのボランティア作業
書 評 徳満 悠 小西瑞恵著『日本中世の民衆・都市・農村』
新刊紹介 堀井佳代子 大津透・池田尚隆編『藤原道長事典―御堂関白記からみる貴族社会―』
報 告   企画委員会 第四回全国史料ネット研究交流集会
岸本直文 四条塚山古墳の立入り観察
藤田裕介 二・一一集会の記録
実行委員 ピースおおさかの展示リニューアル続報15

■266号 (2018年2月刊)
区分 著者 題名
研 究  川口成人 細川持賢と室町幕府―幕府-地域権力問交渉と在京活動の検討から―
大月英雄 明治初期の備荒貯蓄と民間社会―滋賀県の事例を中心に―
研究ノート 堀川 徹 評制の展開と国司・国造
わたしたちの
文化財
樋口 薰 東弓削遺跡(由義寺跡)
書 評 中村博司 片山正彦著『豊臣政権の東国政策と徳川氏』
新刊紹介 三好 俊  稲葉伸道編『中世寺社と国家・地域・史料』
藤田裕介  牛込努著『近代日本の課税と徴収』
報 告 大澤 嶺 淡輪二サンザイ古墳の護岸工事の見学

■265号 (2017年12月刊) 2017年度大会特集号
区分 著者 題名
考古部会
報告  
道上祥武 古代西日本の集落遺跡
安村俊史 南河内における七世紀の集落変遷
山田 暁 (ミニシンポジウム)討論記録
古代部会
報告 
内田敦士 平安時代の仁王会
中世部会
報告 
橘 悠太 南北朝・室町期における醍醐寺三宝院と根来寺
松井直人 室町幕府侍所と京都
近世部会
報告
井戸田史子 近世大坂市中と大坂湾における舟運の構造―上荷船・茶船の実態を通して―
ジョン ポーター 明治初期東京における町会所の解体と貧民救済=統制
近代部会
報告 
大庭裕介 一八八〇年代における旧刑法改正案と条約改正交渉―司法省と外務省を中心に―
久野 洋 犬養毅・立憲国民党の地方基盤―大正期「第三党」構想の前提―
近世個人
報告
中村博司 豊臣期大坂の「惣構」をめぐる諸問題
報 告   大阪歴史学会 『「文化審議会文化財分科会企画調査会中間まとめ」に関する見解」』の公表にあたって
小田康徳 旧真田山陸軍墓地、落下した墓碑片の調査と保管
実行委員 ピースおおさかの展示リニューアル続報14

■264号 (2017年10月刊)
区分 著者 題名
特集・難波宮下層遺跡と上町台地北端部の開発-
     大阪歴史学会 特集にあたって
趙哲済・中条武司 大阪海岸低地における古地理の変遷―「上町科研」以降の研究―
大庭重信・丸山真史 大阪地域における先史・古代の漁撈活動の変遷と難波宮下層遺跡の評価
杉本厚典 難波宮下層遺跡における手工業生産
研 究 高木純一 東寺領山城国上久世荘における「荘家の一揆」と損免・井料
糸川風太 紀州藩・鳥羽藩領における幕府広域支配実現の特質―近世中後期の公儀浦触廻達を素材として―
書 評    春名宏昭 中野渡俊治著『古代太上天皇の研究』
高木純一 荘園・村落史研究会編『中世村落と地域社会―荘園制と在地の論理―』
新刊紹介 笹木康平  天野忠幸編『松永久秀』
安裕太郎 関口哲矢著『昭和期の内閣と戟争指導体制』
服部光真 大乗院寺社雑事記研究会編『大乗院寺社雑事記論集』第五巻
報 告  牧野竜也 二〇一七年度「第三三回歴史学入門講座」の記録
実行委員 ピースおおさかの展示リニューアル続報13

■263号 (2017年8月刊)
区分 著者 題名
研 究  増成一倫 律令制下の「土毛」調達について
大艸 啓 三経義疏の書写記録と撰述伝承
髙橋 傑 中世後期荘園における検注と検注使-永享二年の粉河寺領東村を中心に
わたしたちの
文化財
大竹弘之 特別史跡 百済寺跡
書 評 谷 徹也 黒田基樹著『羽柴を名乗った人々』
報 告 企画委員会  宮内庁書陵部との懇談会2017 
2017年度総会の記録

■262号 (2017年6月刊)
区分 著者 題名
研 究 井上敬介 北海道第二期拓殖計画策定と二大政党―自作農創設問題を中心に
研究ノート  熊谷明希 隼人郡の成立と「隼人之調」
浜田久美子 大宰府における外交文書調査―「国書開封権」研究の現在
わたしたちの
文化財
神谷悠実 大阪近代長屋
報 告 企画委員会 行燈山古墳の立入り観察
2017年度大会報告要旨 考古・部会報告(道上祥武・安村俊史)
古代・部会報告(内田敦士)
中世・部会報告(橘 悠太・松井直人)
中世・個人報告(小久保嘉紀)
近世・部会報告(井戸田史子・ジョン ポーター)
近代・部会報告(大庭祐介・久野 洋)
近代・個人報告(井上直子)

■261号 (2017年4月刊)
区分 著者 題名
研 究 林 美佑 十一世紀の大中臣氏に関する考察―「氏」・「門」・「家」をめぐって
研究ノート  小磯隆広 中国問題をめぐる日本海軍の対英観―一九三五~一九三八年
笠原敬太 青年学校制度の成立―文部省・陸軍省の交渉を中心に
報 告   田村 亨 二〇一六年度「第三二回歴史学入門講座」の記録
藤田裕介 二・一一集会の記録
実行委員 ピースおおさかの展示リニューアル続報12

■260号 (2017年2月刊)
区分 著者 題名
特集・大坂の成立・展開と本願寺・信長・秀吉-「石山」呼称問題から都市論・権力論
     藤本清二郎 特集にあたって
吉井克信 「石山」呼称問題の経過と今後の検討課題
大澤研一 「石山」および「石山本願寺」呼称の成立過程の再検討-近世大坂の地誌・真宗寺院の由緒書を中心に
菊谷菊美 「石山」呼称一般化の過程-実録『石山軍艦』の成立まで
岡村喜史 真宗史における「石山」呼称の受容-近世~近・現代
仁木 宏 権力論・都市論から見る「大坂」-「石山合戦」史観の問題性
矢嶋健人 2016.3.27シンポジウム討論要旨
研 究 長谷川裕峰 鎌倉・南北朝期の山門寺院における本末関係-法会運営と法流を中心に
井上将文 戦前二大政党制と拓務省問題~東郷実を中心として~
わたしたちの文化財   西川寿勝
浜地長生
狭山池
報 告  小田康徳 真田山陸軍墓地 調査の現段階
企画委員会 第三回全国史料ネット研究交流集会