会誌『ヒストリア』−2005〜07年分(193〜207号)

■207号 (2007年11月刊)
区分 著者 題名
研 究 市 大樹 門〓制の運用と木簡
風間亜紀子 阿弥陀浄土院造営機構の再検討
秋田洋一郎 一六世紀石見銀山と灰吹法伝達者慶寿禅門−日朝通交の人的ネットワークに関する一試論−
川戸貴史 加賀国金津荘の荘家一揆と一向一揆
山田 徹 天竜寺領の形成
報 告 大阪歴史学会
企画委員会
岸和田古城跡の保存問題と現地見学検討会
書 評 安村俊史 菱田哲郎著『古代日本 国家形成の考古学』

■206号 (2007年9月刊)
区分 著者 題名
研 究 平澤加奈子 中央下級官人の「京貫」からみた古代国家の展開過程
片岡耕平 永長の大田楽の動向−日本中世天皇の権威についての一考察−
久水俊和 室町期即位礼用途の支出構造−伝奏と行事官を中心に−
藤田達生 織田政権と謀反
研究ノート 山田敏恭 高一族の相剋−鎌倉期から南北朝期の高氏・南氏・大高氏の基礎的考察−
小特集:大阪府枚方市楠葉台場跡の保存問題をめぐって
大阪歴史学会企画委員会 楠葉台場跡の紹介(巻頭写真解説)
馬部隆弘 京都守護職会津藩の京都防衛構想と楠葉台場
報 告 戸塚順子 「合評会 東アジア共同歴史教材をめぐって」参加記
書 評 木下光生 藪田貫著『近世大坂地域の史的研究』
新刊紹介 黒田慶一 白峰旬著『幕府権力と城郭統制−修築・監察の実態−』
谷口眞子 大石学著『元禄時代と赤穂事件』
2007年度大会・総会の記録

■205号 (2007年6月刊)
区分 著者 題名
研 究 高松雅文 継体大王期の政治的連帯に関する考古学的研究
三河雅弘 古代荘園図の機能−水成瀬絵図の検討を中心に−
正木有美 摂津国輪田荘の成立過程と内部構造
中元崇智 憲政党内閣前後における経済政策の展開−自由党系「土佐派」の外資輸入論を中心に−
鈴木勇一郎 生駒山宝山寺門前町の形成と大阪電気軌道の郊外開発
書 評 北村英一 川合康著『鎌倉幕府成立史の研究』
川岡勉 小山靖憲著『戦国期畿内の政治社会構造』
新刊紹介 北村優季 安田政彦著『平安京のニオイ』
報 告 大阪歴史学会
委員会
陵墓への立ち入り調査について
2007年度大会報告要旨 考古・部会報告(岸本直文)
古代・部会報告(櫻木潤)/古代・個人報告(原朋志)
中世・部会報告(松永和浩・田村正孝)/近世・部会報告(笹部昌利)
近世・個人報告(河野通明・上田長生)
近代・部会報告(松下佐知子)

■204号 (2007年3月刊)
区分 著者 題名
研 究 中町美香子 平安時代の后宮・皇太子の啓陣
八木直樹 十六世紀後半における豊後府内・臼杵と大友氏 −城下町移転に関する再検討−
若林陵一 近江国蒲生上郡橋本村における惣村の変遷と領主権力
田祐介 維新の記憶と「勤王志士」の創出 −田中光顕の顕彰活動を中心に−
研究ノート 中島丈晴 中世における関東醍醐寺領の基礎的考察
書 評 前川浩一 西山松之助編『江戸町人の研究』第六巻
重松正史 斎藤康彦著『産業近代化と民衆の生活基盤』
若井敏明 植村和秀著『丸山眞男と平泉澄』
報 告 大阪歴史学会
委員会
岸和田古城跡の保存問題
大阪市の博物館施設の局移管問題

■203号 (2007年1月刊) 2006年度大会特集号
区分 著者 題名
古代部会報告 佐藤健太郎 八月駒牽について
中世部会報告 生駒孝臣 中世前期の畿内武士と公家社会−鎌倉後期の摂河泉武士の事例を中心に−
高木久史 信長政権の知行制度
近世部会報告 吉田洋子 江戸幕府の成立と地下官人
伊藤昭弘 藩財政再考−萩藩を事例に−
近代部会報告 松本洋幸 大都市近郊における郡政の展開−第一次大戦前後の神奈川県橘樹郡を中心に−
古代個人報告 須原祥二 孝徳建評の再検討−常陸国風土記の立郡記事をめぐって−
書 評 昆野伸幸 若井敏明著『平泉澄』
新刊紹介 芳之内 圭 佐藤宗諄先生退官記念論文集刊行会編『『親信卿記』の研究』
報 告 大阪歴史学会
委員会
丹波八上城・法光寺城遺跡群の整備活用に関する要望書提出について

■202号 (2006年11月刊) 特集 見学会「中世荘園の景観−日根荘大木」
区分 著者 題名
特 集 村井良介 「中世荘園の景観−日根荘大木−」報告
大関逸子 長福寺跡の発掘調査について
東原直明 日根荘大木地区の調査
廣田浩治 荘園遺跡の理念と構成−日根荘遺跡を中心に−
海老澤衷 日本的灌漑システムの特徴と荘園景観の保存
吉田敏弘 一関市本寺地区の農村景観−その意義と保全にむけての提言−
坂本亮太 荘園遺跡の活用をめぐって−南部荘の事例から−
櫻井成昭 大分県の荘園村落遺跡について
前田 徹 まとめと展望
研 究 小倉英樹 室町期高野山領荘園における荘園制的収取体系の変質をめぐって
渡辺美季 鳥原宗安の明人送還−徳川家康による対明「初」交渉の実態−
書 評 仁藤敦史 栄原永遠男・仁木宏編『難波宮から大坂へ』
松永和浩 水野智之著『室町時代公武関係の研究』
廣田浩治 神奈川県立博物館協会編『学芸員の仕事』
学会動向 小林丈広 近年の博覧会研究をめぐって
新刊紹介 田村正孝 悪党研究会編『悪党と内乱』
上平千恵 有坂隆道著『山片蟠桃と大阪の洋学』
米原 謙 犬塚孝明編『明治国家の政策と思想』

■201号 (2006年9月刊)
区分 著者 題名
研 究 吉田 歓 大極殿と出御方法
松永和浩 南北朝期の公家社会の求心構造と室町幕府
藤井 崇 盛見期の大内氏分国支配システム
研究ノート 平井上総 中・近世移行期における検地と「地引」−長宗我部検地を中心に−
書 評 杉本弘幸 鈴木良著『水平社創立の研究』
安藤丈将 赤澤史朗著『靖国神社−せめぎあう〈戦没者追悼〉のゆくえ』
新刊紹介 飯沼雅行 渡辺和敏著『東海道交通施設と幕藩制社会』
橋本孝成 浪川健治編『近世武士の生活と意識「添田儀左衛門日記」−天和期の江戸と弘前−』
松本 望 丹羽浩著『近世庶民教育と出版文化−「往来物」制作の背景』
木下光夫 「浪速部落の歴史」編纂委員会編『史料集 浪速部落の歴史』
2006年度大会・総会の記録

■200号 (2006年6月刊)
特集
200号記念特集にあたって(大阪歴史学会企画委員会)
大阪歴史学会への提言 市大樹・市沢哲・岩城卓二・榎村寛之・大田壮一郎・尾ア耕司・小田康徳・川口宏海・佐久間貴士・村田路人
区分 著者 題名
研 究 鈴木琢郎 平安時代の大臣任官儀礼の展開
研究ノート 吉村智博 維新変革期における摂州能勢郡下田村−明治四年「約定取締一札之事」再考−
久岡道武 戦間期における同業組合の販売促進事業−兵庫県揖保郡の素麺業を事例に−
書 評 高木徳郎 熱田公著『中世寺領荘園と動乱期の社会』
長谷川一年 竹沢泰子編『人種概念の普遍性を問う』
新刊紹介 曽我部愛 歴史資料ネットワーク編『平家と福原京の時代』
動 向 古野貢 日根荘遺跡大木地区圃場整備問題にかかわる経過と総括
村井良介 日根荘遺跡大木地区圃場整備問題について
報 告 森本徹 北花内大塚古墳(飯豊天皇陵)事前調査の見学会
酒井健治 二〇〇五年度「第二一回歴史学入門講座」の記録
亀岡哲也 シンポジウム地域資料の保存と活用を考える第五回準備研究会
「大阪府内における行政文書の保存・活用の現状−東大阪市などの活動を手がかりに−」の記録
2006年度大会報告要旨 考古・部会報告(上田睦)
古代・部会報告(佐藤健太郎)/古代・個人報告(須原祥二・平澤加奈子)
中世・部会報告(生駒孝臣・木久史)/近世・部会報告(吉田洋子・伊藤昭弘)
近代・部会報告(松本洋幸)
総目録(176号〜200号)

■199号 (2006年3月刊)
区分 著者 題名
研 究 田村正孝 中世後期における信濃国一宮諏訪社と地域
添田 仁 近世中後期長崎における都市運営と地役人−町乙名の実態的・動態的分析をもとに−
村山俊男 内務省の河川政策の展開−一八八五〜一八九六−
研究ノート 芳之内圭 平安時代の宮中作物所の職掌
書 評 吉田 歓 小澤毅著『日本古代宮都構造の研究』
動 向 高木徳郎 根来寺旧境内遺跡保存問題の30年
報 告 第四四回近世史サマーセミナー実行委員会 第四四回近世史サマーセミナーの記録

■198号 (2006年1月刊) 2005年大会特集号
区分 著者 題名
考古部会報告 鳥羽正剛 真言密教の地鎮め遺構「土釜埋納遺構」に関する修法復元−『土公供作法』および「口伝」からのアプローチ−
古代部会報告 田中大介 日本古代都城制における市の展開
中世部会報告 坂本亮太 中世荘園と祈願寺
天野忠幸 三好氏の畿内支配とその構造
近世部会報告 熊谷光子 近世初期の大和宇智郡の小領主と地域−坂合部郷大津村表野家の事例−
近代部会報告 谷口裕信 地方改良下の郡改革
考古個人報告 赤松和佳 近世土器・陶磁器からみた都市住民の階層性−関西を中心に−
古代個人報告 二星 潤 日本古代の大学と官人登用
中世個人報告 野口華世 中世前期の王家と安楽寿院−「女院領」と女院の本質−
近世個人報告 中村博司 慶長三〜五年の大坂城普請について−「三之丸築造」をめぐる諸問題−
近代個人報告 竹永三男 昭和天皇と地方長官会議−「下問」と「地方事情奏上」の分析−
新刊紹介 松永友和 竹内誠監修・大石学編『都市江戸への歴史視座−大江戸八百八町展・武家拝領地・江戸首都論−』

■197号 (2005年11月刊)
区分 著者 題名
研 究 廣瀬憲雄 倭国・日本の隋使・唐使に対する外交儀礼
志賀節子 室町期伏見庄における侍衆をめぐって
奈良勝司 横浜鎖港期における徳川政権の動向
史料紹介 片山正彦 九月十七日付家康書状の紹介と在京賄料
書 評 小西瑞恵 長島福太郎著『中世畿内における都市の発達』
新刊紹介 吉野秋二 根本誠二/サムエル・C・モース編『奈良仏教と在地社会』
豆田誠路 大石学著『新選組』(中公新書)

■196号 (2005年9月刊)
区分 著者 題名
研 究 中村友一 『新撰姓氏録』と「未定雑姓」氏族について
吉田洋子 豊臣秀頼と朝廷
上田誠二 一九三〇年代の音楽教育運動−日本教育音楽協会の活動−
研究ノート 田辺 旬 鎌倉幕府二所詣の歴史的展開
堀内和明 和泉国助松海蔵寺と南北朝内乱−高石大雄寺との対比で−
報 告 岸本直文 宮内庁との陵墓懇談会に出席
尾島志保・坂本亮太 第2回シンポジウム地域資料の保存と活用を考える「地域資料保存・活用ネットワークの構築に向けて」の記録
2005年度大会・総会の記録

■195号 (2005年6月刊)
区分 著者 題名
研 究 守田逸人 伊賀国における伊勢平氏の展開−荘園公領制の成立期における現地社会の動向
秋山哲雄 都市鎌倉の東国御家人
及川琢英 徴兵忌避対策と徴兵制の定着
住友元美 もうひとつの母性保護論−大正期における山田わかの賢母主義をめぐって−
研究ノート 高木久史 一六世紀後半における貨幣史的転換について−浦長瀬隆氏の所論を中心に−
新刊紹介 多久田友秀 鉄の道文化圏推進協議会編『金屋子神信仰の基礎的研究』
報 告 中村直人 丹波八上城・法光寺城遺跡群の国史跡指定について
2005年度大会報告要旨 考古・部会報告(鳥羽正剛)/考古・個人報告(赤松和佳)
古代・部会報告(田中大介)/古代・個人報告(二星潤・嶋本尚志)
中世・部会報告(坂本亮太・天野忠幸)/中世・個人報告(野口華世)
近世・部会報告(熊谷光子)/近世・個人報告(中村博司)
近代・部会報告(谷口裕信)/近代・個人報告(竹永三男)

■194号 (2005年3月刊)
区分 著者 題名
特 集 川口宏海 第27回現地見学検討会「継体大王とその時代」報告
森田克之 今城塚古墳の調査と埴輪祭祀
岩宮隆司 継体即位の歴史的背景−諸豪族の動向と海外情勢の変化−
研 究 永松圭子 文亀二年佐藤久信の反乱と和泉国日根荘
研究ノート 渡辺 滋 「中世的文書主義」形成の諸段階−太政官の発給文書に見える変化を中心に−
馬部隆弘 大阪府枚方市所在三之宮神社文書の分析−由緒と山論の関係から−
史料紹介 木村修二・村井良介 淡河の羽柴秀吉制札
書 評 西向宏介 中川すがね著『大坂両替商の金融と社会』
報 告 大阪歴史学会
企画委員会
「旧真田山陸軍基地とその保存を考える会」のNPO法人化と大阪歴史学会
成田雅史・石原佳子・原山煌 シンポジウム 地域資料の保存と活用を考える第四回準備研究会
「朝日新聞大阪本社社史編修センターの見学・検討会」に参加して
中野賢治 二〇〇四年度「第二〇回歴史学入門講座」の記録
加藤宏文 歴史資料ネットワークと水害被災歴史資料保全活動

■193号 (2005年1月刊)
区分 著者 題名
考古部会報告 松尾信裕 豊臣期大坂城下町成立と展開
古代部会報告 竹本 晃 律令成立期における氏族制−八色の改姓を中心に−
中世部会報告 栗山圭子 中世王家の存在形態と院政
村井良介 毛利氏の「戦国領主」編成とその「家中」
近世部会報告 羽田真也 播州姫路藩における大庄屋と村
山下聡一 19世紀中期三田尻塩田の社会構造−会所運営の担い手を中心に−
近代部会報告 橋爪紳也 空間と創造力−大阪の都市形成と都市化をめぐって−
古代個人報告 江草宣友 平安期における銭貨流通と渡来銭
書 評 杉本弘幸 小林丈広編著『都市下層の社会史』
報 告 坂本亮太 平成十六年度 陵墓保全整備工事について
飯田直樹 シンポジウム地域資料の保存と活用を考える第三回準備研究会
「NPO法人西山夘三記念すまい・まちづくり文庫の見学・検討会」に参加して
岸本直文 雲部車塚古墳(雲部陵墓参考地)事前調査の見学会